米ニュージャージー州ウォーレン
(ビジネスワイヤ) — 最近創業したバイオテクノロジー企業のCelularity, Inc.は本日、がん、慢性疾患、変性疾患における未充足ニーズを満たす細胞/組織再生療法製品の開発促進について発表しました。ソレント・セラピューティクス、ユナイテッド・セラピューティクス・コーポレーション、ヒューマン・ロンジェビティーを含むバイオ製薬企業数社に加え、起業家的投資家から出資を受け、シリーズA資金調達を完了しました。
Celularityは下記のように、広範な知的財産、臨床段階の資産、基礎研究と臨床研究、専門開発力の貢献により設立されました。
- がん免疫療法および再生療法の数種の臨床段階資産と前臨床資産のパイプライン
- 専有的な同種異系(容易に利用可能)免疫療法プラットフォーム
- 細胞療法における200件以上の登録特許および出願中特許:胎盤幹細胞向けの充実したIP
- 広範な完全ヒト抗体/CARコンストラクト
- 新薬臨床試験開始届の準備ができたCD38がん免疫療法の共同プログラム
- 商業段階にある機能再生療法製品であるBiovance®およびInterfyl®*と、パイプライン資産
- 20年間の専門的運営能力を備えた幹細胞バイオレポジトリーのLifeBankUSA
ヒト胎盤由来の細胞療法製品とバイオマテリアルの分野でロバート・ハリーリー博士(MD)が上げてきた先駆的な業績を基盤とするCelularityは、胎盤幹細胞の調達、有望な治療製品の開発、治療製品候補の導入のための能力を備えているため、ヒト胎盤の潜在力を活用して、バリューチェーン全体で営業できる立場にあります。
ロバート・J・ハリーリー博士は、「Celularity設立に当たって意図した新たなバイオテクノロジーモデルは、必要な専門力を適用して、多様な未充足ニーズを対象に当社の胎盤発見プラットフォームを活用できるようにするという狙いがあります。投資家による支援により、当社は致死性疾患および難病のための斬新な治療製品の開発を目標に、再生療法で実績のある技術と専門力を総動員しています」と述べています。ハリーリー博士はセルジーン・セルラー・セラピューティクスの会長、最高科学責任者(CSO)、最高経営責任者(CEO)を歴任し、セルジーンが2002年に買収したアンスロジェネシス・コーポレーションを設立しました。ハリーリー博士はヒューマン・ロンジェビティーの共同設立者でもあります。
Celularityの設立では、治療のための幅広い潜在力を持つヒト胎盤内の生物学的に活性な新規細胞集団の発見における独創性豊かな成果を活用しました。これらの専有的で拡張可能な成果はヒト分娩後胎盤、すなわち倫理的で再生可能な有用バイオマテリアルに由来するもので、Celularityはこれらを生かしていきます。Celularityの開発計画では同種異系プラットフォームに力点を置いており、これは納得した上で同意を得たドナーの多様な集団から臨床的に利用可能で免疫寛容性のある細胞を活用するものです。
アンドリュー・フォン・エッシェンバッハ(MD)はCelularity取締役会の設立時取締役の1人で、米国食品医薬品局(FDA)前長官、米国国立がん研究所前所長でもありますが、次のように述べています。「Celularityを設立したボブ・ハリーリーの先駆的業績により、胎盤由来幹細胞の独特の性質を自由に使えるようになり、最も治療が困難な変性疾患向けに安全で有効な治療製品を生み出すという新たな希望をもたらしています。再生療法の革新を促進することに傾注しているCelularityは、世界における未充足の医療ニーズの多くに対応できる細胞療法の有力な触媒役になり得ます。」
*Interfylはアリクア・バイオメディカルの登録商標です。
ソレント・セラピューティクスの社長兼CEOを務めるヘンリー・ジ博士は、次のように述べています。「私たちは、ハリーリー博士とその科学チームに加え、セルジーン、ヒューマン・ロンジェビティー、ユナイテッド・セラピューティクスなど世界一流のバイオ製薬企業と共にCelularityの立ち上げに参画できることに感激しています。多岐にわたる慢性変性疾患の治療における再生療法製品の潜在力はよく知られています。オンコロジー分野には重要な相乗効果があり、悪性がんとの闘いを促進する上での可能性があります。Celularityの技術、資産、資源により、ソレントの一部細胞療法プログラムを前進させることができ、おそらく自己細胞療法の製品が無理なく利用できる同種異系の細胞療法製品へと取って代わるように変革されるでしょう。」
Celularityについて
ニュージャージー州ウォーレンに本社を置くCelularityは、胎盤の力を活用するための専有的な最先端技術と知的財産を持つバイオテクノロジー企業です。当社の医療資産ポートフォリオは200件を超える登録特許および申請中特許に加え、同種異系CAR-T/NK製品向けのCARコンストラクトを含む前臨床/臨床資産、100件を超える免疫療法資産のライセンス、商業段階のバイオソーシング事業と機能再生事業で構成されています。詳細情報についてはwww.celularity.comをご覧ください。
ユナイテッド・セラピューティクスについて
ユナイテッド・セラピューティクス・コーポレーションは、慢性疾患と致死的疾患の患者の未充足の医療ニーズに対応するための革新的製品の開発と商業化に傾注するバイオテクノロジー企業です。
ソレント・セラピューティクスについて
ソレントは抗体中心の臨床段階のバイオ製薬企業として、がん免疫療法、炎症性疾患、自己免疫疾患向けに新規治療製品を開発しています。ソレントのリード製品候補には、固形腫瘍および血液悪性腫瘍の双方に加え、後期段階の疼痛対策製品に着眼した免疫療法製品が含まれます。詳細情報についてはhttp://sorrentotherapeutics.comをご覧ください。
ヒューマン・ロンジェビティーについて
ヒューマン・ロンジェビティー(HLI)はゲノミクスを基盤とするヘルスインテリジェンス企業であり、全ゲノム、表現型、臨床データのデータベースとして規模と包括性が世界最大のものを生み出しています。HLIは健康革命をもたらす新発見を達成するために大規模コンピューティングと機械学習の開発と応用に取り組んでいます。HLIQホールゲノム(HLIQ Whole Genome)、HLIQオンコロジー(HLIQ Oncology)に加え、HLIの事業にはHLIヘルスニュークリアス(HLI Health Nucleus)があります。これはゲノミクスの力を活用した臨床研究センターであり、全ゲノムシーケンス解析、先進的な臨床イメージングと革新的な機械学習、さらに整理した個人医療情報を使用して、個人の健康を最も完璧に把握できるようにするためのものです。詳細情報についてはhttp://www.humanlongevity.comまたはhttp://www.healthnucleus.comをご覧ください。
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